藤井風は発達障害?天才に多いアスペルガーではの噂を検証してみた!

藤井風
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かつてないタイプのアーティスト、藤井風さん。

日本人的常識からくる「普通」と、ズレている振る舞いが多いことから「発達障害なのかも?」という声が聞こえています。

では、藤井風さんのどのような振る舞いを見てそのような感想が上がっているのか?

そもそも発達障害にはどのような特徴があるのか?

その特徴は、果たして藤井風さんにあてはまるのか?を検証していきたいと思います。

それでは一緒に見ていきましょう。

藤井風さんは発達障害という噂は本当?

まず、藤井風さんが「発達障害」とか「自閉症」とか「アスペルガー」であるという確定情報はありません。

あくまでも、SNSでのつぶやきです。

でも藤井風ファンとしては気になる噂なので、きちんと検証してみたいと思います。

SNS検索では、藤井風と発達障害の2語が一緒に検索されていることがあります。

その中身を見てみると、発達障害のお子さんを持つ親御さんが、藤井風さんの歌に癒される~というつぶやきも多くあります。

一概にすべての情報が、藤井風さんを発達障害かもしれないと言っている訳ではないようです。

 

藤井風さんが発達障害と噂される理由

まずは、藤井風さんのどのような振る舞いや特徴から、発達障害なの?の声が聞かれるのかを調べてみました。

  • ずば抜けたピアノ演奏テクニックと音楽の才能
  • 普通だったらこんな振る舞いはしないだろうなぁ的な自由すぎるマイペースな振る舞いが多い例えば:
    • 無観客スタジアムコンサートで昼寝をしようと言って小雨の中寝そべった
    • 寝正月と称して一人で寝転びピアノを弾き語りトークで1時間11分過ごした
    • ユーチューブでピアノを弾きながらや、様々なところで数々の変顔をかます
    • 紅白にパジャマとスリッパで出場した
    • 紅白で歯の矯正器具をつけたままスポットライトを浴びて歌った
  • 話し方が独特すぎる

などが挙げられます。

 

発達障害って何?

では、発達障害とはどのような特徴があるのかを見てみましょう。

大きく分けて3つのタイプがあります。

  • 広汎性発達障害(自閉症とアスペルガー)
  • ADHD(注意欠如多動性障害)
  • LD(学習障害)

それぞれの特徴は以下の通りです。

自閉症とアスペルガー症候群

(共通点)

  • コミュニケーションに問題がある
  • 対人関係や社会性が欠如している
  • 行動がパターン化している

(違う所)

  • 言葉の発達の遅れがあるのは自閉症のみ
  • 物事にこだわりが強いのは自閉症
  • 興味や関心に偏りがあるのがアスペルガー

 

ADHD(注意欠如多動性障害)

  • 多動で多弁 落ち着きがなくじっとしていられない
  • 不注意 集中できない
  • 衝動的 考える前に行動してしまう

 

LD(学習障害)

  • 読む、書く、計算する、の能力が、他の全体的な知的発達に比べて、極端に苦手

 

発達障害の特徴を偉人の例から見てみる

次に、過去の偉人や現在のアーティストで発達障害を持つ人たちの例を見てみましょう。

発達障害は、歴史上の天才と呼ばれるたちに多くみられる特徴でした。

「障害」という二文字が与えるネガティブな印象にとらわれるあまり、本質のところを見誤りがちです。

過去の偉人たちを例に、その誤解を解く素晴らしい本がありますのでご紹介します。

岩波明 著の「天才と発達障害」です。

この著書の中では、人々が尊敬してやまない偉人たちが、実は発達障害だったことが説明されています。

その例をいくつか見てみましょう。

 

アインシュタインは自閉症スペクトラムだった

アインシュタインは、言葉の発達が遅れていました。

その為、人とのコミュニケーションに苦労をしていたそうです。

この特徴だけ見ると、アインシュタインは自閉症だったようです。

その反面、数理的洞察力にはずば抜けたものを持ち、物理学の常識を覆す理論である「相対性理論」を発見しましたね。

アインシュタインの相対性理論がその後の世界に与えた影響は、歴史を変えるものでした。

 

モーツアルトはADHD, 注意欠如多動性障害だった

クラシック音楽の父で神童と謳われたモーツアルトは、その天才的才能を幼いころから発揮していたことで有名です。

あまり知られていませんが、モーツアルトは発達障害を持っていました。

現在ではADHDと呼ばれ、医学的にも認知されている注意欠如多動性障害です。

とにかく落ち着きがなく、周りの空気が読めず、自分の好きな振る舞いをする特徴があります。

そのことから、周りの人から奇人変人と思われていたようです。

モーツアルトの晩年は幸福なものではなかったそうです。

その証拠に彼の葬式には誰も参列されず、一人ひっそりと葬られたと言われています、少し悲しいですね。

「天才」と呼ばれる偉人はどこか「変人」的要素を持っているもの、それを現代では「発達障害」と呼んでいるのですね。

本著についての文藝春秋ブックスの紹介文です。

発達障害には「マインド・ワンダリング」(いわゆる「心ここにあらず」の状態)、そして「過剰な集中」という2つの特性があることを指摘。そして、相反するこの2つの特性が、天才の特異な能力と密接に結びついているという仮説を提示する。

「才能をもつ子供や若者をいかに殺さずに育てるか?」というテーマについて、日本社会が取り組むべき解決策を提案する。
発達障害に悩む親や本人にとっても福音となる作品。

 

米津玄師は高機能自閉症

近年の有名人の例をあげてみましょう。

「檸檬」で大ヒットした米津玄師さんは、20歳過ぎてから高機能自閉症だと診断されたとご自分で公表されています。

高機能自閉症は、知的な遅れはなく、こだわりが強すぎることからコミュニケーションの問題があることが特徴だそうです。

特徴を聞くと意外と多くの人に当てはまる気がしますね。

 

藤井風さんは本当に発達障害かの検証結果は?

さて、ここまで藤井風さんの「変わった振る舞い」の数々の実例と、「発達障害とはなにか?」そして「天才たちの実例」をみてまいりました。

色々と比較してみると、いわゆる発達障害の特徴には当てはまらないですが、ご紹介した著書「天才と発達障害」の中の仮説が当てはまる気もします。

「マインド・ワンダリング」(いわゆる「心ここにあらず」の状態)、そして「過剰な集中」という2つの特性があることを指摘。そして、相反するこの2つの特性が、天才の特異な能力と密接に結びついている

筆者の結論は:

藤井風さんは発達障害と思わせるほど、人の目を気にせず自分を表現できる人。

発達障害の特徴と違う所は、独りよがりでないところ。

表現していることが自分の為というより、他者を癒そうと思う気持ちが感じられるとこと。

発達障害というより、天然の癒し系天才です。

 

藤井風の生い立ちと先見の明を持つ父親

藤井風さんをここまでにしたのは、藤井さんのお父さんの影響がかなり感じられます。

小さい頃から、藤井風さんの才能に気づいていたのでしょう。

ご自身は音楽経験があった訳ではないにもかかわらず、3歳頃から楽器の弾き方、ピアノ、ギター、そしてサックスを教えていたそうです。

音楽だけではありません、外国語である英語も同様に小さい頃から教え、藤井風さんがネイティブ並みの英語を身に着けるほどになっています。

それだけでも驚きなのに、更に将来性も考え、「これからは、ユーチューブの時代だ」と、小さい頃から藤井風さんにユーチューブ動画を発信させていたのです。

これらの経験と実績で、周りが藤井風という天才を発掘したのです。

また上記の著書「天才と発達障害」という本に戻りますが、

「才能をもつ子供や若者をいかに殺さずに育てるか?」というテーマについて、日本社会が取り組むべき解決策を提案する。

藤井風さんのお父さんは、風さんの才能に早くから気づき、彼の自由な表現の仕方をポジティブに伸ばす教育をしたのではないとも考えられます。

多くの親が、自分の子供の異変に気付いたとき、それを「障害」ととらえ、ネガティブな思いをもって接するのではなく「天性」ととらえ、天才を育てるかの違いだけなのかもしれません。

藤井風は発達障害?のまとめ

さて、ここまで藤井風さんは発達障害?について検証してまいりました。

如何だったでしょうか?

藤井風さんは、発達障害という枠にはめられない、天然の天才であるのではないかという結論に達しました。

藤井風さんの、自由で縛られない歌や行動を、これからもどんどん見て癒されたいです♪

最後まで読んで頂きありがとうございました(^^♪

 

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